応永から令和へ続く、
まちなかの拠り所。

法祥寺

39代住職・伊藤彰仁(しょうにん)さん / 麻美(まみ)さん

「誰かが困ったときに、ふっと思い出してもらえるような場所でありたいです。」

七日町にある曹洞宗の寺院「法祥寺」は、火災による消失と再建を経ながら、1395年(応永2年)の創建からおよそ630年の歩みを刻んできました。現在は、39代目住職の伊藤彰仁(しょうにん)さんと、38世住職の娘である麻美さんご夫婦がその営みを担っています。
「万人に開かれたお寺でありたいですね。ふと立ち寄って手を合わせれば、少し気持ちが軽くなる——そんな場所でいられたらと思います。」

そう語る彰仁さんは、愛知県出身。お寺とは関係のない一般の家庭で生まれ育つも、小学生の頃から僧侶を志ざし、大学卒業後に福井県・永平寺で3年半の修行を積みました。その後、修行中のご縁で法祥寺に入り、以来この地で暮らしながら、寺の後継を務めています。

「毎朝6時に門を開けて、夕方5時に閉めているので、日中はどなたでもお参りいただけます。当院の御本尊はお釈迦さまです。また、入り口の左手には子育て観音をまつる観音堂があり、かつては看板が出ていて地域の方に親しまれていました。そして奥には、まちなかにいることを忘れてしまうような緑の深い庭があります。」

「お寺は、お互いに助け合いながら続いていくものです。六百年以上続いているのも、御檀家の皆様のおかげですから。これまで皆さんにしていただいたことを、自分のできるかたちで返していきたい。どなたでも気軽に足を運んでいただければうれしいです。」

法祥寺で生まれ育った麻美さんは、七日町の魅力をこう語ります。

「私が幼い頃の七日町は、映画館やボウリング場、百貨店もありました。時代の変化とともに景色は変わりましたが、御殿堰の整備で、また七日町を歩いて楽しむ感覚が戻ってきたように感じます。」
「イベントが多く、季節ごとにさまざまな催しがあるのが七日町の好きなところです。お寺に車を停めて歩いていく方の声を聞いていると、まちが活きいきしている感じがして、嬉しくなります。七日町を歩いてまわりながら、法祥寺にも気軽に立ち寄っていただけたらと思います。」

長い歴史の中で地域とともに歩んできた法祥寺。これからも、まちなかに息づく拠り所として、人々の暮らしに寄り添い続けます。

日常の小さなよろこびや、
このまちで過ごす時間の
味わいをききました。

Q 日常的にやっている、ちょっとした好きなことは?

彰仁さん「愛犬の散歩に行きます。」
麻美さん「子育てに邁進しています。」

Q 好きな山形弁は?

麻美さん「腹くっつい」(お腹いっぱい)

Q 季節を感じる瞬間は?

彰仁さん「境内の草木が芽吹くのを見ると、春が来たと嬉しくなります。」
麻美さん「植木市を皮切りに、お祭りシーズンが始まると夏を感じます。」

Q 「ここは変わらないなあ」と思う場所や風景は?

麻美さん「変わらない場所といえば、やはり私たち法祥寺でしょうか。」

Q 誰かにそっと勧めたくなるような、自慢の場所やお店は?

彰仁さん「そよちゃんち」
麻美さん「霞城製パン」

Q 七日町や山形市のたのしみ方は?

彰仁さん「お散歩しながら、御殿堰沿いのお店散策。」

Q 思い描く、十年後の七日町は?

彰仁さん「子どもたちが遊べる場所が増えると良いなと思います。」

応永から令和へ続く、<br />
まちなかの拠り所。
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まちなかの拠り所。
応永から令和へ続く、<br />
まちなかの拠り所。
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まちなかの拠り所。
応永から令和へ続く、<br />
まちなかの拠り所。
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まちなかの拠り所。

法祥寺
39代住職・伊藤彰仁(しょうにん)さん / 麻美(まみ)さん